BootCamp以外で構成したWindowsOS実行環境(VMWareやParallesなど)は工学部で使用しても問題ありませんか?
ITセンターにおけるこれまでに得られた知見を元にお話します。
市販のVMWareやParalles、オープンソースのVirtualBoxなどのソフトウェアを使ってmacOS上に仮想環境を構築してWindowsOSを動作させることが出来ます(以後仮想環境上のWindowsOSと呼びます)。仮想環境上のWindowsOSでは、工学部で使用するソフトウェアを利用する際に重大な問題が発生することが確認されています。またLANやVGAのアダプタ、USB周辺機器の取り扱いにも複雑で独特の手順があります。仮想環境の特性上、メモリもCPUパワーも余計に消費し、結果的にPCの動作が緩慢になる傾向があります。
ですので、工学部の講義で利用するためにMacを持ち込む際は、少しでも問題を避けるために、BootCampでWindowsOS環境を構成してください。仮想環境上のWindowsOSを禁止するという意味ではなく、「止むを得ず講義で利用するのであれば、BootCampを使用してください」ということになります(それでも様々な問題が生じることが推測されます)。
なお、BootCampは64bit版のWindowsOSにのみ対応しています。そしてWindowsOSのライセンスは、物理・仮想環境それぞれにインストールしたWindowsOSの数だけ必要ですから注意してください。
Appleシリコン搭載のMacについては、「macOS搭載のMacで講義を受けることが出来ますか?」と「Apple シリコン(M1、M2、M3チップ)を搭載したMacBookは工学部では使用できますか?」をご参照ください。