PC故障時にデータを救出するための事前準備について
現在,WindowsPCにて,突然BitLockerの回復キーを求められる事象が発生する端末があります。
BitLockerの回復キーを控えていない場合,暗号化が解除できないため,PCを初期化する事になります。
ある日突然PCからデータが取り出せなくなる可能性があるため,事前に下記のうち「AかB」+Cの対策を取ってください。
A)デバイスの暗号化の解除
B)回復キーの作成 ⇐暗号化を解除したくない場合はこちら
C)いつPCが壊れても大丈夫なようにバックアップを取る ⇐AかBと併用
A)デバイスの暗号化の解除
デバイスの暗号化がONになっていると、回復キーが無い限りPC故障・紛失時にデータが取り出せなくなります。
デバイスの暗号化は自動的にONになっているので、機密情報を持ち歩く方以外は解除しておくことをお勧めします。
※セキュリティのため、PC本体にパスワードを設定することをお勧めします。
デバイスの暗号化の解除方法については,下記記事をご参照ください。
[Windows 11] デバイスの暗号化をオフ(無効)にする方法を教えてください。
[Windows 10] デバイスの暗号化をオフ(無効)にする方法を教えてください。
※Microsoftアカウントを使用している場合、回復キーが保存されている可能性があります。その場合は暗号化を解除しなくて良いです。
下記記事の「マイクロソフト社のホームページから回復キーを取得する」をご覧ください。
デバイスの暗号化の回復キー(BitLocker 回復キー)を取得する方法を教えてください。
B)回復キーの作成
暗号化の解除をしたくない場合、回復キーの取得・保管をすれば問題ありません。
ただし、回復キーは必ずPC本体以外の場所に保存しておいてください。(GoogleDriveやUSBに保存、紙で印刷して保管するなど)
取得方法については下記記事を参照してください。
[Windows 11] デバイスの暗号化の回復キー(BitLocker 回復キー)を取得する方法を教えてください。
※Microsoftアカウントを使用している場合、回復キーが既に保存されている可能性があります。
※回復キーは有効・無効を切り替えたり、リカバリを行う度にリセットされます。
※学校で回復キーは保管していません。ご自身で回復キーを取得・管理してください。
C)いつPCが壊れても大丈夫なようにバックアップを取る
PCが壊れても別のPCでデータが復元できるように、PC本体以外の場所に大事な作成物を定期的に保存しておいてください。
・GoogleDriveに保存する
・外付けのUSBに保存する
などがあげられます
いずれの方法を取るにしても、大事なデータのバックアップは常に取っておくようにしてください。
読んでもよくわからない方は,70号館2階にあります学修支援センターまでお越しください。