MacとWindowsPCはどちらが良いの?
選択する際には、優劣ではなく使用条件を第一に判断することが重要です。ここでは最重要と言える「工学部の講義で使用する(単位取得が最終目標)のに適したPCは?」を前提条件としてお話します。
工学部のコンピュータに係わる講義は、学生の皆さんがWindowsPCを使用していることを前提にしているようです。BootCampでWindowsPC化したMacであっても講義を受ける際には、キーボードのキー配列の違いもあって、少なからず苦労することがあると思います。講義を行う先生も、Macを使用している学生さん向けの細かな説明はしないでしょう。Macを使用する上で発生する問題を、自分で解決したりMacに詳しい人に教えてもらわなけらばならないケースが必然的に多くなります。「工学部の講義で使用するのに適したPCは?」という条件の下では、ノート型のWindowsPCが適しており、macOSのみがインストールされたMacの利用は厳しい状況にあると言わざるを得ません(macOS搭載のMacで講義を受けることが出来ますか?)。
では、工学部ではMacとmacOSが全然利用出来ないのかというと、そこまでではありません(macOSを完全に消去してWindowsOSをインストールしなければならないのですか?)。学内のLAN(有線&無線)には、問題なく繋がります。学内のプリンタも設定すれば使用することができます。実際にMacを利用している学生さんも居ます。情報工学科の演習システムは、Macを基盤に構成されていますから、情報工学科の学生さんは慣れておくと良いことがあるかもしれません。
macOSの優れた特徴のひとつに、UNIXをベースとするOSである点が挙げられます。将来IT系の会社への就職を考えているのであれば、ネットワークやサーバ運用、プログラミング・開発に強いUNIX系OSに触れておくことも良いのではないかと思います。もちろん、卒業に必要な単位を取得することが前提の話ですが。