macOS搭載のMacで講義を受けることが出来ますか?

結論から言うと、「Macでは講義(演習含む)を受けることが出来ない場合がある」という回答になります。

工学部で行われているパソコンを使用する講義(情報工学科の演習室を利用する講義を除く)の多くは、学生の皆さんがWindowsPCを使用していることを前提にしています。さらに、一部の学科では、講義でWindows上で動作するソフトウェアを使用して、課題等を提出することがありますこれらのソフトウェアはmacOSを搭載するMac(MacBook Pro等)で使用することが出来ません。課題の提出が出来なければ、進級や卒業に必要な単位が取得できなくなる恐れがあります。

以前のインテルCPU搭載のMacでは、BootCampを使ってMacにWindowsOSをインストール(簡単に言うとMacをWindowsPCにしてしまう)できました。しかし、最新のMacはCPUがApple Silicon(M1やM2シリーズ)に置き換わっており、BootCampは使用できません。MIcrosoftが仮想化ソフトのParallels上で、ARM版Windows11の動作サポートを公式に発表していますが、動作するWindows用ソフトウェア(アプリケーション)には条件があります。さらに、WindowsPCとはキーボードのキー配列が異なっていたりするなど、操作上の違いもあります。ParallelsやWindowsOSは、自分で購入しなければなりませんので、その費用も考慮しなくてはなりません。

工学部でmacOS搭載のMacで講義を受けるには、正直に言ってかなりの困難(費用面含む)が待ち受けている状況であり、その困難をまずは自分で調べて解決しようとする姿勢が問われます。こちらもご覧ください。

ITセンターとしては、最大限の技術的サポートをいたします。