ARMプロセッサ版Windows搭載のPCは工学部の講義で使用できますか?
100%の検証は実施していませんが、「使用出来ないと思ってください」という回答になります。
まずは、講義で使用するWindowsPCの推奨スペック(仕様・性能)は?をご覧ください。
ARMプロセッサとは、CPUアーキテクチャの一つでARM社が設計したプロセッサ全般のことを指しますが、Intel社のCPUとの完全な互換性がありません。Intel社のCPUと互換性があるものとしては、AMD社のCPUにIntelx86(x64含む)互換のCPUがあります。
つまり何が問題かと言うと、ARMプロセッサ用のWindowsでは、Intelプロセッサ用のWindows対応として出回っている各種ソフトウェア(在学中に大学から提供されるソフトウェアを含む)が動作しない場合があります。学内設置のプリンタについては、使用することができなかった事例がありました。講義・演習、卒業研究等で、重大な支障となってしまう可能性があります(実質的に講義が受けられない、卒業研究が捗らない状態に陥ります)。
近年は、互換性がかなり改善されてきてはいるそうですが、工学部の講義を受ける際に使用するPCとしては、今のところ推奨しません。今後検証を実施する機会があれば、結果はここで公開していきたいと思っています。
念のためになりますが、個人の趣味・嗜好で購入・使用することまでを制限しているのではないことを最後に付け加えておきます。